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音楽家・星野源が書いた「働く男」という名書に惚れた

以前音楽は酒のつまみになると書いたが、今日、本も酒のつまみになることに気付きました。


読んでるのはこれ。

星野源/働く男

音楽家・星野源が書いた「働く男」という名書を買ったいきさつ

音楽家、俳優、執筆家のさまざまな顔を持つ星野源。

この本は2012年までの活動を記録したもので、楽曲紹介などの音楽の話はもちろん、俳優の話や雑誌で連載されたコラムなどが記録されている。

一見「この人は才能を持ってるんだな」と思ってしまいそうになるが、この本の冒頭を読めば行動力と信念の塊の人間だと気付かされます。

でも文章を書くことを仕事にしたい気持ちでひたすら文を書き、時には1人で出版社に営業、そうやって少しずつ夢に近づいていったそうです。



冒頭「書く男」の最後にはこんな言葉で締めくくられている。

才能があるからやるのではなく、才能がないからやる、という選択肢があってもいいじゃないか。そう思います。いつか、才能のないものが、面白いものを創り出せたら、そうなったら、才能のない、俺の勝ちだ


普段新品で本を買わない僕がこの本をTSUTAYAで買ったのはこの一文を読んだから。胸が熱くなりました。




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音楽家・星野源が書いた「働く男」で刺さった言葉

僕は執筆を本業としてない人が書く文が好きだ。はっきりとは理由はわからないが、なぜだか僕には”読みやすい”。


もともとあまり読書をしない人間だからなのか、例えば僕は村上春樹の良さが分からない。

ノルウェイの森とか頑張って上下がんばって読んでみたけど、下からは読むのが億劫だった。

でも映画やコマーシャルにひっぱりだこなリリーフランキーが書いた東京タワーには、嗚咽がするほど泣いて影響しまくり、両親に「生んでくれてありがとう」とかクサいメールを送ってしまったぐらい感動したし、

高校時代全く本を読まなかった僕が唯一読書に夢中にさせてくれたのが大槻ケンジのグミチョコレートパインの3部作だった。

星野源の書く文はとにかく読みやすい。ものすごく失礼な言い方をすると「文章を書くことに才能がない人と、同じ目線」だからなのかもしれない。

才能のある人の書く文は僕にはちょっと難しい。でもこの人の書く文はイケる。そういう文を意識して書いてるのかもしれないけど。

そして映画にあまり興味のない僕でも「この映画見てみたいな」と思ってしまう。

よく映画のレビューにありがちな「俺のこの映画を違う視点でみる洞察力、すごいだろ」感が全く出ていない。

思ったことをありのまま書いている。


映画のレビューを見てるというよりは、星野源の音楽を聴いている(表現を感じている)感じで、すごく読みやすく、面白い。






なんとなく、根拠もないし、そもそもそのことについて定義は全くないんだけど、本当に本人のいう通り「才能があったわけではない」のかもしれない。

それでも200文字のコラムからはじまり、400字の連載、2000字のエッセイ連載へと膨らんでいったのは才能のおかげではなく努力の賜物だからだと思う。

自分のやりたいと思ったことを仕事にするために、そしてその仕事を成功させるために、努力は惜しみません。

やっぱりこの人は天才ではなく努力の塊な人だ。

才能があるからやるのではなく、才能がないからやる、という選択肢があってもいいじゃないか。そう思います。いつか、才能のないものが、面白いものを創り出せたら、そうなったら、才能のない、俺の勝ちだ


僕も文章を書くことを多少なりとも仕事にしたい。恥ずかしながら心のどこかでそう思いました。