SAKEROCKというバンドをご存じでしょうか。
いまや知らない人はいない星野源が率いる、日本を代表するインスト(楽器のみの曲。器楽曲)バンドである。
いまからそのSAKEROCKについて書こうと思うんだけど、お前の文には1ミリも興味ないけどSAKEROCKには興味があるという方。とりあえず記事の一番下までおすすみください。リンクに張ってある楽曲だけでも聴いていってほしい。
目次
星野源率いるインストバンドSAKEROCK(サケロック)が最高すぎる
僕の中でインストバンドといえば間違いなくSPECIAL OTHERSだった。SPECIAL OTHERSといえばインストにして武道館のワンマンを売り切るという伝説を残したバンド。
しかしこの曲を聴いて「あぁ、サケロックもかっこいいなぁ」と思った。
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・・・ここまで偉そうに書いてるけど、この曲を知ったのは解散の約1年半前。
たまたま足を運んだタワレコの視聴コーナーにて「ベストを聴けばだいたいそのバンドの良さを手っとり早く知れる」という安易な考えでアルバムの中から代表曲であるMUDAを視聴。
3分30秒があっという間に終わり、それから「SAKEROCKを知りたい欲」がぶあーっと湧きあがって別の曲も聴きました。
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何曲か聴いてヘッドホンを耳からはずした時、僕の中のインストバンドはSPECIAL OTHERSではなくSAKEROCKになった。
SAKEROCK(サケロック)もSPRECIALOTHERSもそれぞれにかっこよさがある。
もともとサケロックを知っていてそのあとにSPECIAL OTHERSのかっこよさにしびれていたらまた違ったのかもしれない。そもそも比較することが間違ってるんだろうけど。
サケロックの大きな特徴はその独特なゆるさ。「ぶおーん」というトロンボーンの音、そして木琴。
リーダーである星野源は、ある映画コラムの中でこんなことを言っている。
真面目なのかふざけているのか分からない、というものを目にしたとき、僕はいつも嬉しくなる。なぜならそういった表現は適当にはつくれないからだ。作り手はわかりやすい作品を作るより何倍も集中し、真剣にやらなければそういったものは完成されない。
プレシャスという洋画についてのコラムだったんだけど、僕はこの一文をみたとき、サケロックのことを思い出した。サケロックはそれを表現しようとしている。
真実は分からないけど僕はそうだと確信している。あの独特なゆるさ、もちろん良い意味で「真面目なのかふざけているのか分からない」。
サケロックの音楽は僕の心を燃えるほどに熱くさせてはくれないし、悲しみのどん底にいる僕を「それでも生きようぜ!」と手を差し伸べるように慰めてくれるわけでもない。
でもそのかわり、その人の生活に優しく寄り添ってくれる、そんな音楽。
では最後にこの曲でおわかれ。 お待たせしました。っていうかほとんど読んでないだろ。
自分が良いと思うものの良さをしっかり伝えられる表現力が欲しい。
サケロックのゆるさについて書いてきたけど、この曲はひたすらにかっこいい。解散発表後に発売されたアルバムの中の曲。
それでは、SAYONARA。
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