「介護職に興味があるんだけど、離職率が高いから不安・・・」
「介護職を辞めた人たちの理由を知りたい」
そんな不安を持っていませんか?
こんにちは!
以前2年間介護職に就いていた日々太です。
「介護職=辞める人が多い」
なんてイメージを持ってませんか?
介護職は世間的にそう思われがちですが、実は離職率は高くないんです。
この記事で、
「介護職の離職率と離職理由の真実」について紹介していきたいと思います。
ちなみに、これから介護職に着く予定があるなら、介護転職サイトがおすすめです!

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目次
介護職員の離職率は実は高くない【介護士の真実】

上の画像は介護職と全産業の離職率の比較表。
10年前こそ離職率は5%以上もの差がありましたが、近年は離職率の差がほとんどなくなってきています。
その差はたったの1%。
100人の従業員に対したった1人という計算ですね。
そう、介護職の離職率が高いのはとうに昔の話なんですよ。
最新情報によると、介護職の離職率はさらに下がったようで、16.2%になりました。
介護職の離職率の推移が低くなっている理由
ではなぜ介護職の離職率が低くなってきているのか?
それはひとえに「給料が上がってきているから」です。
以下は上の画像と同じ時期の介護職の給料の推移です。
介護職の過去の給料の推移
平成20年 162,900
平成21年 162,900
平成22年 165,200
平成23年 177,800
平成24年 169,700
平成25年 193,600引用:http://job-atta.com/contents2/salary.html
介護職の離職率と並行して給料が上がってきているのが分かりますね。
ちなみにこのデータは古く、現在では介護職の給料はさらに上がってます。
介護職の平均年収は320万円、月収にすると23万円ほどです。
月収が上がっている分、現在では離職率も低くなっています。
「介護職=離職率の高い仕事」というのは過去の話。
なのでこれから介護職に就こうと思っている人は不安になる必要はありません!
介護職の離職理由(辞めた理由)は?【介護士の真実】

では介護職を辞めた人たちは、どんな離職理由だったのか?
結果は次の通りになります。
- 結婚・出産・育児→31.7パーセント
- 法人・事業所の理念や運営への不満→25パーセント
- 職場の人間関係→24.7パーセント
- 給料が低い→23.5パーセント
- 心身の不調、高齢→22パーセント
- 労働時間や休日が合わない→18.9パーセント
あれだけ離職率の高いイメージのある介護職で一番多い退職理由は・・・「結婚・出産」なのです。
これは他業種に比べて女性が多い介護職ならではの離職理由。
どうです?
少しは「介護職=離職者の多い仕事」というイメージは和らいできたでしょうか?
ただ、やはり退職者が極端に少なくないのも事実。
ここから介護職を辞めた理由について深く探ってみましょう。
介護の離職理由:結婚・出産
まずもっとも多いのが結婚や出産といった理由。
ちなみに同じ女性中心の職場である看護師も結婚・出産の離職理由が圧倒的に1位です。
これはもはや介護職がどうとかいう問題ではありません。
逆に結婚・出産の離職理由を除けば介護職は全業種平均より離職率が低い可能性もあります。
介護の離職理由:事業所と考えが合わなかった
介護職で経験を積み上げていくと、自分の介護理念というものを持つようになってきます。
「利用者に対してこんな介護がしたい」
「利用者のためにこんなことをしたい」
ただこれがすべて叶うかといったらそうではありません。
むしろ自分の理想の職場に近づける方が難しいです。
この離職理由は「人と接する職業」だからこそ。
そういった介護士は自分と近い理念を持った職場に転職していくんですね。
これから介護職に就こうと思っている人はまだ考える必要はありません。
介護の離職理由:人間関係
僕が介護職に就業するときにもっとも不安だったのがこの部分。そう、介護職の人間関係です。
僕が就業する前は本当にこの介護職の人間関係にビビってました。
・・・でも実際に勤めてみると、とくべつ人間関係が悪いってことはなかったんです。
というかどの業種だって人間関係で悩むことはあります。
転職サイトエンジャパンによると、全業種で人間関係がきっかけで転職をしたのは全体の半数以上という調査結果が出ました。
人間関係がきっかけで転職をした人は全体の53%もいる
![]()
引用:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/15067.html
「介護職=女性特有の職場で陰湿ないじめが多い」なんて思っている人も多いですが、実際は他業種と変わりはないんです。
むしろ僕がいた職場はほんとうに優しい人ばかりでしたよ。
介護の離職理由:給料が低い
給料が低いのは否定できません。
介護職の平均年収はおよそ320万。
月でいうと平均23万(手取りで20万ほど)
先ほど紹介した通り近年給料が上がってきている介護職ですが、まだまだ他業種に比べて低い傾向にあります。
・・・ただ、介護職員を増やすために近年さらに給料が上がってるんです、
2016年に政府の政策により処遇改善手当という給料に加算される手当が支給され、毎月の給料にプラス1.2万円されました。
ちなみにその当時介護士だった僕の給料は月22〜24万ほど。
そしてなんと2019年の10月には勤務10年以上の介護福祉士に対して手当が8万加算される仕組みが決定されました。
超高齢社会で増え続ける介護士のニーズに対応するため、政府は約1,000億円規模の財源を投入し、勤続10年以上の介護福祉士に平均して月額8万円相当の賃上げを行うことと閣議決定されたのです。
引用:https://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no383/
これから介護職に就こうと思っている人にとって、これ以上に嬉しいニュースはないんじゃないでしょうか?
仮に10年以上働いて加算手当がもらえるようになれば、介護職でも月30万は普通にもらえるようになります。
さらにそうなれば介護職員もどんどん増えていきます。
介護士一人ひとりに対する負担も減ることが予想できますね。
結論!介護職の離職率・離職理由は他業種と変わらない

これから介護職に就こうと思っているそこのあなた!
これで分かったでしょうか?
介護職の離職率と離職理由は他業種と特別変わりはありません。
どの仕事だって人間関係で悩むこともあれば、自分に合わずに退職することもあります。
「介護職=きつい仕事」ではないんです!!!
・・・ただ、注意して欲しいのは、やはり職場によってはブラックな施設もあるということ。
どの職業にもありますが、介護職にもブラックな職場はあります。
そういった職場の存在のせいで「介護職=きつい仕事」というイメージがついてしまってます。
ここからそのような離職率の高いブラックな職場を見分けるための3つの方法を解説していきます。
介護職の離職率の高い3つの施設の見分け方
離職率の高い職場の見分け方1:常に求人が出ている

これは誰でも予想できますが常に求人が出ている介護施設はアウトですね。
常に求人が出ているということはそれだけ介護職員が辞めているということです。
定期的に求人を見ているとやはりずっと求人が出ている職場は存在します。
そのような職場は仕事がきつく人間関係も悪い傾向にあるので避けるべきですね。
離職率の高い職場の見分け方2:ハローワークに求人が出ている

「求人が常に出ている施設は避けるべき」と説明しましたが、ハローワークに出ている職場はおすすめできません。
ハローワークで求人を探すよりも介護を専門とした転職サイトを利用した方が圧倒的に良いです。
その理由として、人件費にお金を使うかどうか?があります。
ハローワークは無料で求人を掲載できるため、どうしても質の低い求人が多い傾向にあります。
一方、転職サイトは掲載費が必要になってくる分、待遇の良い施設の求人が多く出回っているのです。
待遇の良い施設は職員のストレスも少ないため、人間関係もおだやかになりやすいんです。
だからこそ介護求人はハローワークではなく介護を専門とした転職サイトを利用するべき。
下記でおすすめの介護転職サイトを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
離職率の高い職場の見分け方3:見学時に職員間の雰囲気をチェック

気になった求人に応募する際、求人によっては職場の見学をすることができます。
職場の見学時は必ず職員間の人間関係を確認してください。
未経験の人はどうしても仕事内容などに気が入ってしまいますが、それよりも職場の雰囲気を察し取る方が重要です。
人間関係が落ち着いてて職場の雰囲気が良ければ、自然と利用者に他する対応も良くなるので問題ないんです。
なので可能なら職場の見学をさせてもらい、職員間の人間関係をチェックしましょう。
介護職の離職率と退職理由の真実まとめ【介護業界の施設で辞める理由】

介護職が他の仕事と比べて特別きついわけではない、ということがお分かりいただけたでしょうか?
なにも「介護職は楽」だと言いたいわけではありません。
他の仕事と変わりはないということです。
どんな仕事も最初は誰だって未経験。
これから介護職に就く人もとうぜん不安な気持ちはあるでしょうが、勇気を持って介護職に転職してみてください。
「あれ?思ったより大変な仕事じゃないぞ?」と思うはずです。
・・・ただ、一つだけ注意して欲しいのはやはり職場選び。
職場によって仕事のきつさや人間関係は全く異なります。
「ちゃんと職場選びをしておけばよかった・・・」と後悔しないためにも、介護に特化した転職サイトを利用して、高待遇で雰囲気の良い職場に転職しましょう。