こんにちは!
プロブロガーの日々太です!
今でこそほとんど克服しましたが、
数年前まで「吃音症(どもり)」という症状にすごく悩まされていました。
今でこそ克服しましたが
当時は本当にこの症状に悩んでいました。
皆さんの周りにも吃音症の人がいるかもしれませんし、
もしかしたらこれを読んでいる皆さんの中にも同じ症状で悩んでいる人がいるかも知れません。
目次
吃音とは?
www.youtube.com(45秒あたりから吃音がどういったものか分かります。)
ほとんどの人は「え?どういうこと?」って思うかもしれませんが、
要するに言葉を喋ろうと思っても出ないんですよ。
例えば
「たちつてと」
と言おうとしても
「・・・・った、っっっちっ、つて・・・っと」
みたいな感じで出ない。
20歳を過ぎてから僕と初めて会った人には
「いや、全然喋れてるじゃん」
と思うかもしれませんが、
小学校〜高校までの同級生と会うと
「あれ?ちゃんと喋れるようになってる笑」
みたいな感じによく言われます。
そして今でも時々吃音症が出るときがあります。うまーくごまかしてバレないようにしてる。
「これ・・・吃音症だったのか!」
そもそも、吃音症って言葉を知ったのが最近だったんですね。
というのも、
同じ症状の人を人生で一人しか見たことがなく(しかも小学生の時)、
この症状に名前があること自体知りませんでした。
では、なぜ知ったのかというと、漫画です。
ブログ界で有名なイケダハヤトさんの記事『「吃音(どもり)」をテーマにしたマンガ「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」は教科書にして良いレベル』で紹介されていたのを読んで
「あ!これ吃音症っていうんだ」と知ったんです。なんと作者の方もも過去に吃音症で悩んだそう。
・・・ちなみに僕は確実に胸が痛くなるの読んでません。
心に余裕がある方は上のリンクから読んでみてください。
もうホント、吃音って周りの人からしたら不思議で仕方ないそうんですよ。
だいぶ克服した今だから「そりゃそうだよなぁ」って思うけど、当時は本気で悩みました。
おそらく人生で1,000回ぐらいは真似されたと思う。
「なんで喋れないの!?」
と言われた時はいつも嫌な気持ちになったなぁ。
いや、言いたくても言えないんだから知らないって。あなた吃音症じゃないから知らないでしょって。
吃音症の例(僕の場合)
ここまで以前の僕が吃音症だったように書いてるけど、
今でもたまに吃音症の症状が出ます。
業務上の電話
まず職場での電話!
飲食店に勤めていた時や、今現在働いている放課後等デイサービスで電話を取る時は
本当に言葉が出ないんですよね。
以前、飲食店での「お電話ありがとうございます、〜の木村です。」
の「お」が全然出なかった。
だからいつも「・・・っでんわ」ってごまかしてた。
僕以外にもたくさんの人が電話対応で悩んでいるそう。
吃音症の人にとって電話対応は本当に辛いんだよね。
朝の挨拶
「おはようございます」の「お」もほんっとうにでない。
「お電話ありがとうございます」もそうだけど、僕の場合は「お」が苦手。
・・・朝の挨拶で「お」がでないって結構致命的なんですよ。
朝、職場で顔を合わせたにもかかわらず挨拶をしない年下がいるのを想像してみてください。
「なんか無愛想だな」と思いませんか?
僕はそれをなんとしてでも避けたかったので
僕なりの対処法で「おはようございます」を言ってました。
ちなみに僕なりの対処法とは・・・
「反動で出す」です。
ーーーーーここからおそらく理解不能ーーーーーー
僕の場合、「4」の数字でリズムを合わせると「お」が出るんです。
吃音症でない人には何言っているか分かりませんよね笑
例えばその人の近くまで歩きながら、数字を1から数えます。
歩くのと同時に「1、2、3・・・」と数えて、4歩目で「おはようございます」と言う。
そうすれば言葉が出てきます。何言っているか分かりませんよね(2回目)
あとは4回手で太ももを叩く。
「1、2、3・・・」と太ももを叩くと同時に数字を数え、4で「おはようございます」と言う。
そうすれば言葉が出てきます。何言っているか分かりまs(省略)
あと、なぜか「ジャスコ」が言えない
あと理由はわかりませんが「ジャスコ」が言えない笑
ジャスコって言おうとすると「ジャス、ジャスコ」と「ジャス」を2回繰り返してしまう。「野比のび太」的な。
しかし、今はもうジャスコではなく「イオン」になったので
長年ジャスコに苦しめられた僕としては嬉しい限りです笑
吃音の原因
「吃音」という言葉を最近知ったので、
もちろん吃音自体の原因は知りませんでした。
なので医師監修のメディア「ヘルスケア大学」で調べてみると、
子供の吃音症は、2~5歳の幼児期に発症する発達性吃音といわれるものです。吃音症の90%の方がこのタイプです。一方、大人になってから発症するのが獲得性吃音症です。青年期(10代後半)以降に脳や中枢神経の損傷または、ストレスやトラウマなどが原因で起こります。
なるほど、どうやら発達障害だそう。
たしかに物心ついた時には自分の言いたいことが言えませんでした。
ただ、7~8割が小学校に入学するまでに自然に治るそう。
あれ?治らなかったぞ。
19歳まではずっと言葉が出なかったし、今でも時々吃音症の症状が出るんだけど。
ちなみに大人になってから吃音症を発症することもあるそうで、
その場合は精神的ストレスが原因だそう。大人になってから吃音症でになって悩むのはかなり辛いはず。
僕自身、今でも時々相方に真似されることがあるんですが、正直イラっとします。
最近はそれを察したのか真似しなくなったけど・・・。
吃音は克服できる?
では吃音症は克服できるのか?
・・・吃音症自体、未だに原因がはっきりわかっていないので
はっきりとした治療法・克服法は今のところありません。
吃音の治療は、脳の機能や使い方、心理面、生理的現象、コミュニケーションの仕方、身体の機能や使い方といったたくさんの要素について、少しずつ統合的にアプローチすることによって大幅な改善が期待できることがわかってきました。
引用:【医師監修】吃音(きつおん)は治療できるのか? | ヘルスケア大学
ただ、僕が日常の生活では困らないほどに吃音症を克服できたきっかけは
自転車日本一周です。

自転車日本一周により自分に少しの自信がつき、
また人と話す機会にもたくさん恵まれ、
吃音症をほとんど克服することができました。
自分に自信を持つって本当に大事。
日本一周から帰ってきてから「お前言葉出るようになったな」と
たくさんの人に言われたのを今でも覚えています。
もしあなたの周りの人に吃音症っぽい人がいたら・・・

もしもあなたの周りに吃音症の人がいたら、
どうかバカにしないでください。
笑わないでください。
そして「なんで喋れないの?」と言わないでください。
言おうとすればするほどそれがプレッシャーになり、余計に言葉が出なくなります。
耳の聞けない人に「なんで聞けないの?」なんて絶対に言わないですよね?それと同じです。
吃音症の人は周りの人にバレないように、どうにかごまかしながら生活を送っています。
もし親しい人に対して「あれ?この人吃音症なのかな?」と思ったら、
話を聞いてあげるだけでもその人にとっては楽になるかもしれません。
仕方のないことだけど、その症状を体験したことがないと、理解されないもんです。
でも、誰かに理解してもらえれば、それだけで心は軽くなるもんです。
あと、もし我が子にその症状があったら「なんで喋れないの?」とは絶対に言わないでください。
言わそうとすればするほど、言葉は出なくなってしまうので。
吃音症で悩んでいる人が少しでも楽になりますように。